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戦術の、その先に。GOAT FC 選手インタビュー 第10回 ―― Noriaki選手(背番号31)

7 時間前
読了時間: 5分

2024年、GOAT氏と初めて直接対談したときのことを思い出している。

当時、GOAT FCの今後について語るなかで、社会人サッカーチームの成り立ちが話題になった。


学校のOB、企業の同僚、地域の仲間。多くの社会人チームには、選手が集まる何らかの母体があり、そこからチームの層が形成されていく。


では、GOAT FCはどうなのだろうか。

特定の学校や企業、地域を母体としないこのチームは、どのように選手層を形成していけばよいのか。当時、私にはうまく答えることができなかった。


あれから2年。

今回インタビューに応じてくれたのは、背番号31、Noriaki選手。今年、大学進学を機にGOAT FCへ加入した18歳だ。彼の話を聞くうちに、あの日の問いが再び頭をよぎった。



――まず、これまでのサッカー歴について教えてください。


「サッカーを始めたのは5歳くらいです。子供の頃からバルセロナのサッカーが好きで、よく試合を観ていました。攻撃的なポジションや中盤でプレーすることが多かったですが、ボランチをやることもありました」


さまざまなポジションを経験するなかで、次第に考えながらプレーすることの面白さに惹かれていったという。


――GOATさんのYouTubeチャンネルとは、どのように出会ったのでしょうか。


「シャビやブスケッツの分析動画がきっかけです。そこからチャンネルに興味を持ち、戦術解説に惹かれていきました。学んだことは自分のプレーに取り入れて、当時のチームメイトにも伝えていました」


中学、高校時代のことである。

動画から得た知識を自らのプレーで試し、仲間にも伝える。Noriaki選手はそうしてサッカーへの理解を深めていった。


以前からGOAT FCへの加入を希望していたNoriaki選手は、今年、大学進学を機に入団を果たした。


――実際にGOAT FCでプレーしてみて、どんな印象を持ちましたか。


「実際にプレーしてみると、想像以上に戦術が緻密で、細部にまで高い精度が求められます。難しさもありますが、それだけに挑戦しがいを感じています」


学生時代からGOAT氏の戦術を学んできたNoriaki選手。その知識を実際のピッチで試すなかで、新たな課題にも直面している。


――現在、特に高めたいと思っている部分はありますか。


「中盤でプレーするときは、最終ラインとの連係や、相手のマークを引きつける動き、ボールを受ける位置など、もっと精度を高めていきたいです。また、周囲の選手との連係を高めるためのコーチングも課題ですね」


中盤では、自らがボールを受けるだけでなく、相手のマークを動かし、味方のためのスペースを生み出すことも求められる。周囲の状況を読み、味方と意図を共有する。Noriaki選手は今、そうした判断やプレーの精度をさらに高めようとしている。


新しい大学生活にも慣れ、充実した日々を送っているという。

一方、同じ春に新たな生活を迎えた仲間たちもいた。



――多くの仲間をGOAT FCへ誘ってくれたそうですね。どのような経緯だったのでしょうか。


「大学進学という節目で、これからどのようにサッカーを続けていくか、まだ決めていない仲間たちがいたので、声をかけました」


誘ったのは、中学・高校時代の仲間が中心だったという。

受験、卒業、大学進学。それぞれが新しい生活を迎え、それまで当たり前だったサッカーとの関わり方も変わっていく。


Noriaki選手は、そんな時期にあった仲間たちにGOAT FCへの参加を呼びかけた。

待望のGKとして加入したSola選手も、その一人。現在の新加入メンバーの大半が、彼の誘いをきっかけにチームへ加わっている。そのなかには、学生時代、Noriaki選手がGOAT氏の動画から学んだことを伝えていた仲間たちもいる。


当時、彼らはNoriaki選手の話をどのように受け止めていたのだろう。

新しい知識を得る面白さや、仲間と試したプレーがうまくいく喜び。そんな経験もあったのかもしれない。


やがて高校生活が終わり、それぞれが新たな進路へと歩み始める。サッカーとの関わり方も、一人ひとり変わっていく時期である。


そんな彼らが今、GOAT FCという新しい場所で、再び同じピッチに立っている。

加入を決めた理由は、それぞれに異なるはずだ。しかし、かつてともにサッカーに打ち込んだ仲間たちが、人生の節目を迎え、もう一度同じチームでプレーすることを選んだ。


そこに、私は心を引かれた。


――これからGOAT FCで、チームとして目指したいことは何でしょうか。


「チームとして昇格したいです。もう一段上へ進んでいきたいと思っています」


その目標は明快だった。

以前から加入を望んでいたクラブで、今度はチームの昇格を目指す。Noriaki選手の視線は、すでにその先へと向けられている。



2024年の対談で答えられなかった問いに、今回、一つの手がかりを得たように思う。


学校時代の仲間という人間関係と、GOAT FCが掲げる理念。性質の異なる二つのものが、Noriaki選手を通じて結びついた。


もちろん、仲間たちが何を思い、GOAT FCへの加入を決めたのかは、それぞれに異なるだろう。


それでも、特定の母体を持たないこのクラブに、新しい選手層が生まれていく。その過程に、2年前には見えていなかった可能性を感じている。


GOAT氏が戦術解説の活動を始めてから、約6年。

その頃、Noriaki選手はまだ中学生になったばかりだった。


それから歳月が流れ、今、彼はかつての仲間たちとGOAT FCのピッチに立っている。


今、私は問いたい。

GOAT氏がこの6年間、画面の向こうから伝え続けてきたもの。それは果たして、「サッカー戦術」という一言で語り尽くせるものなのだろうか、と。



もっとも、Noriaki選手自身の物語は、まだ始まったばかりである。


かつて画面越しに見つめていたチームは、今や自分自身がプレーする場所となった。

実際にプレーしてみれば、想像以上に細かな要求があり、新たな課題も見えてきた。

その場所で彼は何を見つけ、どのような選手へと成長していくのだろうか。


これからも折に触れ、Noriaki選手の言葉に耳を傾けていきたい。

そして数年の後、彼はどんなサッカーを語っているのだろうか。


今から楽しみである。



構成・文:石山邦彰(GOAT FC 記者)取材日:2026年10月(オンライン取材)© GOAT FC 2026


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