選手インタビュー Vol.1|キャプテン・hikalu
- 石山 邦彰
- 11月15日
- 読了時間: 4分
はじめに
今後、GOAT FCの魅力を、選手一人ひとりの言葉を通じてお伝えしていければと思います。その第1回としてお届けするのは、GOAT FCのキャプテンとしてチームをけん引する hikalu選手 のインタビューです。戦術理解と冷静な判断力、そして情熱をあわせ持つ彼に、今季のチームの方向性とキャプテンとしての想いを語ってもらいました。

Interview
――チームの雰囲気はいかがですか?
hikaluキャプテン:
「チーム自体の雰囲気はとても良いと感じています。
今季は新しい体験の選手も多く来てくれていて、活気が増しています。新しい選手の加入はチームにとって非常に重要で、今いるメンバーも積極的に声を掛け合ってくれているので、とても頼もしいですね。」
――戦術会議や戦術理解については、どのように感じていますか?
hikaluキャプテン:
「自分も含め、チーム全体としてまだまだ学びを深めていかなければならないと感じています。
理解していたつもりのことも、戦術会議の映像を見返したり、試合を振り返ると“なぜできなかったのか”と自問する場面が多いです。ただ、それを課題として明確にし、一つひとつクリアしていくことで、確実に成長できるという期待のほうが大きいですね。
練習の中でも、戦術会議で話された内容に対する理解が、以前よりも全員の中で統一され、深まってきていると感じます。これは、おそらくチーム全員が同じように実感していると思います。」
――リーグ戦を通して、いま感じている課題や手応えは?
hikaluキャプテン:
「神奈川県リーグのレベルは本当に高く、思うように結果を出せないことについては正直くやしさもあります。ただ、迷いなく判断してプレーできているときは、自分としてもチームとしても非常に良い時間帯や局面がある。そういうときは、練習の成果が試合の中で出せている実感があり、すごく嬉しい瞬間です。一方で、判断に迷ってしまうとプレーに精彩を欠く場面もあるのが現実です。そこをいかに減らし、チーム全体で同じ判断基準を持って戦えるかが、いまの大きな課題だと感じています。」
――キャプテンとして、この一年を振り返って感じることは?
hikaluキャプテン:
「この一年で、チームとしての成長を強く感じています。特に選手同士でコミュニケーションをとる場面が増えたと思います。試合中だけでなく、試合後に『あの時のプレーにはどういう意図があったのか?』と確認し、自分たちの戦術に沿った動きだったかを話す場面が増えました。チームの戦術を体現する上で欠かせないことなので、これからも大切にしていきたいと思います。」
――注目している選手はいますか?
hikaluキャプテン:
「どの選手もプレー面で魅力があるのはもちろんですが、個性もそれぞれで尊敬できる面があるので難しいですね。その中でも Itto ですね。ロナウジーニョを彷彿させる長髪と切れのあるドリブルで局面を打開し、他の選手がミスしても前向きな言葉がけで背中を押す姿勢が魅力です。また、グラウンドの予約やボール管理など、裏方の仕事もチームのために率先して取り組む姿勢を尊敬しています。」
――最後に、次の試合に向けての意気込みをお願いします。
hikaluキャプテン:
「今季、次回が公式戦のラストマッチになります。神奈川県リーグはレベルが高く、歴史と実績のあるチームが多い。次に対戦するチームも間違いなく強豪だと思います。しかし、それはもはやわかりきっていることです。その中で、自分たちの良さ、強さ、気持ち、そしてこれまで培ってきたものをすべて出しきって戦いたい。最後まで戦い抜く姿勢を見せたいです。」

記者後記(by 石山邦彰)
hikaluキャプテンの言葉には、静かな情熱と揺るぎない信念があった。勝敗を超えて、チームとして何を表現し、どう戦い抜くか。その姿勢こそ、GOAT FCが目指す“世界一戦術的で情熱的なサッカー”の原点なのだと思う。最終戦、彼らがどんなサッカーを見せてくれるのか──その瞬間を楽しみにしたい。
構成・文:石山邦彰(GOAT FC 記者)
取材日:2025年11月7日(オンライン取材)
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