選手インタビュー Vol.3|Kenta
- 石山 邦彰
- 5 日前
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更新日:16 時間前
はじめに
第3回としてお届けするのは、確かな基礎技術と判断力を武器に、現在センターバックとして新たな挑戦を続ける Kenta 選手 のインタビューです。
もともとはボランチとして入団し、現在は GOAT FC における“司令塔的ポジション”とも言えるセンターバックを担う存在。
プレーと思考、そして成長への向き合い方に迫りました

Interview
――入団から約1年が経ちました。今、GOAT FCをどんなチームだと感じていますか?
Kenta 選手: 入団前は、正直なところチームの雰囲気を具体的にイメージできていませんでした。 動画を見て、実際に練習を体験する中で、「細部まで徹底しているチームだな」という印象を持ちました。 立ち位置や動き方一つひとつに明確な意図があって、プレーの質を突き詰めていくチームだと感じています。
――ご自身のプレーの武器はどんな点だと思いますか?
Kenta 選手: 個人で局面を打開するというより、周囲との関係性の中でプレーできるところですね。 パスで相手を動かしたり、タイミングよくスルーパスを差し込んだりすること。 ボランチでの経験もあって、中盤でパスコースを見つける感覚や判断力は自分の強みだと思っています。
――逆に、今いちばん伸ばしたい部分は?
Kenta 選手: 最近、初めてセンターバックでプレーしました。 ポジショニングやパスコースの優先順位、ビルドアップ時の判断など、 中盤とはまったく異なる視点が求められます。 1対1の対応やハイボールの処理も含めて、センターバックならではの課題を感じています。
――Jリーグの下部組織に所属していたとお聞きしました。その時代に、特に身についたことは何でしょうか?
Kenta 選手: ジュニアユースの時は身長が150cmくらいで、フィジカル面では不利でした。 その分、足元の技術や相手の動きを読む力を徹底的に磨いてきました。 トップ下でプレーすることが多く、 2、3歩の立ち位置の調整でコンタクトを避ける感覚は、今もプレーの土台になっています。 現在は週4回ほど筋力トレーニングも行っていて、 試合を通して疲れにくくなった実感がありますし、安定感も確実に増してきています。
――ボランチの経験は、センターバックでどう活きていますか?
Kenta 選手: 中盤では、常に360度からプレッシャーを受ける環境でプレーしてきました。 その経験があるので、最終ライン中央という立ち位置では、 相手や味方を見渡しながら視野を確保し、落ち着いてプレーできていると感じます。 ボランチ時代に培ったワンタッチ、ツータッチでの判断は、 センターバックでもビルドアップの場面で活きています。
――GOATさんから「チームで一番重要なポジション」と言われたそうですね。
Kenta 選手: センターバックは攻撃の起点になるポジションですし、 ボールに関与する回数も多く、チーム全体に与える影響が大きいと感じています。 責任は重いですが、その分やりがいのあるポジションですね。
――その“重要さ”とは、具体的に何を指していると思いますか?
Kenta 選手: ビルドアップの起点としてプレーの基準を示し、 試合のテンポや方向性を後ろからコントロールする役割だと思っています。 センターバックは、チーム全体を動かす司令塔的なポジションですね。 ラインの統率については、これから身につけていきたい部分です。 全体を見ながら判断し、周囲に働きかけられる選手を目指しています。
――練習中の集中力が高い印象ですが、意識していることはありますか?
Kenta 選手: 特別なことをしているというより、自然と集中しています。 ただ、練習に入る前に「今日のテーマ」は明確にしています。 最近で言えば、攻撃時にポジショニングの深さを作るためのバックステップや、 トラップスルーから次のプレーへの移行ですね。 戦術会議で試合映像を確認できるのも本当に大きいです。 映像を見ることで自分の課題がはっきりしますし、 ここまで細かく向き合ってくれるチームは、なかなかないと思います。 GOATさんやチームスタッフには感謝しています。
――チームとしての課題を一つ挙げるとしたら?
Kenta 選手: 練習でやっていることを、試合でそのまま表現できるかどうか。 いわゆる試合慣れの部分が大きいと思います。 選択肢は増えてきているので、 その中から最適解を選べるようになることが大事ですね。
――火曜日練習についてはどう感じていますか?
Kenta 選手: 週2回練習できることで、成長のスピードは確実に上がっていると感じています。 頭で理解するだけではなく、実際に身体を動かして繰り返すことで、 判断や技術が感覚として身についていく。 やはりスポーツなので、その積み重ねが一番大事だと思います。
――チームで注目している選手はいますか?
Kenta 選手: Mitsuki 選手ですね。 コミュニケーション能力が高く、チームを前向きにしてくれる存在です。 基礎技術も高く、負けず嫌いなところや声かけ、コーチングにも刺激を受けています。
――最後に、今季の個人としての目標を教えてください。
Kenta 選手: 昨季は、入団してから公式戦で勝利を挙げることができませんでした。 今季は、必ず公式戦で勝ちたい。 まずはチームとして一勝すること。 そのために、自分自身も成長し続けたいと思っています。
記者後記(by 石山邦彰)
Kenta選手の言葉からは、Jリーグ下部組織時代に、自身の特性をどう活かすかを考え続けてきた背景が伝わってきた。 技術や立ち位置、先読みといった個人戦術を磨き、周囲と連携しながら自分も活きる──その姿勢は、現在のプレーや振る舞いにもはっきりと表れている。
センターバックという“司令塔的ポジション”に挑戦するなかで、 自らの課題を冷静に捉え、成長の糧として前向きに取り組んでいる。 その姿勢こそが、彼の現在地を明確にし、これからの可能性を示しているように感じた。
来季、彼がこのポジションでどんな存在感を示していくのか。 その成長を見守っていきたい。
構成・文:石山邦彰(GOAT FC 記者) 取材日:2026年1月23日(オンライン取材) © GOAT FC 2026











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